2009年 01月 29日
新年のBad News と 少しGood News |
チャック・オーバビー・第9条の会—USA
2009年1月
第9条を愛する、親愛なる日本の友人の皆さん、
2009年丑年を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年11月3日、美しい戦争放棄の第9条がある、皆さんの第二次世界大戦後の憲法・発布62周年の記念日をお祝いする手紙の中でも申し上げましたが、今の世の中で『希望』を持てるようなことを見出すのは、容易ではありません。現在、私は、ガザで繰り広げられている、新たな “殺人演習”に、心身を引き裂かれるような怒りを覚え、泣いています。確かにそういうことなのです。
しかしそれでも、この手紙は、希望のメッセージです。この気持ちを分かち合うために、まず、あの偉大な19世紀のイギリスの作家チャールズ・ディケンズの1859年の小説「二都物語」、フランス大革命のひどい時代を描いたこの小説からいくつかの言葉を借りて始めさせてください。ディケンズは、この小説を次の言葉で書き始めています。“それはおよそ善き時代でもあれば、およそ悪しき時代でもあった。(中野好夫訳)” さて、皆さんにお許しをいただいて私はディケンズの言葉を並べ替え--“それはおよそ悪しき時代でもあれば、およそ善き時代でもあった”と読むことにして、-- 皆さんへの私の散文詩は、『悪い』ニュースからはじめ『良い』ニュースで締めくくります。
『悪い』ニュースは、最近の、グローバル金融市場、信用のシステム、そして今や私たちの美しい地球惑星全体の経済のシステムの崩壊に伴い(日本のそれも例外ではありません)、私は、巨大な混沌、1930年代の世界恐慌などは、ピクニックだったように思えるほどのものが、今にも我々に訪れようとしていると、怖れています。
『悪い』ニュースが続きます。アメリカの我々は、欲に駆り立てられるままに、(とりわけブッシュ・チェイニイのアメリカ政府過去8年に) “制約のない自由市場” “規制緩和” “何でも民営化”という空虚な神様たちをひたすら信仰し、混沌へと続くこのひどい道の先頭に立って突き進んできました。そのため、これら全てが、人々が築いてきた社会(コミュニティ)を破壊しています。コミュニティとは、私たち全員が、美しい地球上の兄弟姉妹として、人道にかなった、義にかなった、創造的で尊厳のある人生を送れるように、人間として協同して一緒に作っていかねばならないものなのです。
欲に駆られて突き進む中で、我々は、母なる地球の美しい“資源という贈り物”を浪費し、不必要に過剰消費しながら、一方、有能な科学者や技術者に、資源を節約し環境を汚染しないようなシステムを実現するようにと依頼するようなことはほとんど全くしてきませんでした。GTBD(設計の段階からそのようなことに心がけるグリーンテクノロジー)の考えは取り入れられてきませんでした。このような無責任な行動とともに、アメリカの我々は、傲慢で、愚かしくも『石油戦争』『薬物戦争』を戦い、自分自身の放蕩な、他者を省みない行動を慎みません。そしてこの地球上で、自らを温暖化させ、地球が火星のような生命の存在できない状態へ向かう道を先頭に立って進んでいます。
小さな『良い』ニュースが三つあります。[1]あの地球の疫病神のジョージW・ブッシュに入れ替えて、アメリカは新しい大統領に、バラク・オバマを選んだこと。[2]ムンタハ・アル・ザイディという、勇敢なイラク人のジャーナリスト。彼は、08年12月中旬イラクでの記者会見で、「これがお別れのご挨拶だ、この犬野郎!」と言いながら、自分の靴をブッシュ大統領めがけて投げつけた。[3]「イラクの駐留米軍の地位に関する合意・協定(SOFA)」に関して。新しい“イラクとアメリカの地位協定”には、アメリカ軍をイラクから除去するためのタイムテーブルがあります。この「イラク・アメリカ地位協定」は、「日・米地位協定」と比較して、日本から全てのアメリカ軍基地を一掃するためのスケジュールを皆さんが立てることを可能にするかもしれませんよ。
オバマ選出は、確かに希望をいくつか運んで来はしましたが、しかし企業-軍事-権力-構造、それが支配している莫大なお金、情報を伝えない従順なメディア、それらが、著しく物事を支配しているので、この “希望”は、小さなねずみが大海におしっこをして、水面が上がるのを期待するような、そんなことに少し似ているかもしれません。
私は、おそらく、オバマ政権は、ブッシュ一味よりは、「戦争の支配」に訴えることは減り「法の支配」をもっと選択するだろうと、思います。皆さんの9条は国家間の関係における「法の支配」の世界第一位の模範です。オバマでは9条を破壊するアメリカの圧力が、わずかながら弱まることがあるのではないかと、考えています。
ですから、私は、日本の皆さんが、もしかしたら、非暴力的に日本を前進させ、美しい地球惑星の全ての国々に向けて誇り高く“国境のない9条”の心を示す、それがほんの少しやりやすいと感じてくれるのではないかと願っています。 つまりそれは、日本が “9条の国日本” に確信を持って、世界の平和と公正のためにできる、本当に様々な、非暴力・非軍事のあらゆる活動を展開する、そして、第9条の英知の言葉を、全ての国々がその憲法に採用するように励ますことです。これらについて詳しくは私の著書、論文を参考にしてください。
平和を
チャック・オーバビー
(訳 たかだ洋子)
2009年1月
第9条を愛する、親愛なる日本の友人の皆さん、
2009年丑年を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年11月3日、美しい戦争放棄の第9条がある、皆さんの第二次世界大戦後の憲法・発布62周年の記念日をお祝いする手紙の中でも申し上げましたが、今の世の中で『希望』を持てるようなことを見出すのは、容易ではありません。現在、私は、ガザで繰り広げられている、新たな “殺人演習”に、心身を引き裂かれるような怒りを覚え、泣いています。確かにそういうことなのです。
しかしそれでも、この手紙は、希望のメッセージです。この気持ちを分かち合うために、まず、あの偉大な19世紀のイギリスの作家チャールズ・ディケンズの1859年の小説「二都物語」、フランス大革命のひどい時代を描いたこの小説からいくつかの言葉を借りて始めさせてください。ディケンズは、この小説を次の言葉で書き始めています。“それはおよそ善き時代でもあれば、およそ悪しき時代でもあった。(中野好夫訳)” さて、皆さんにお許しをいただいて私はディケンズの言葉を並べ替え--“それはおよそ悪しき時代でもあれば、およそ善き時代でもあった”と読むことにして、-- 皆さんへの私の散文詩は、『悪い』ニュースからはじめ『良い』ニュースで締めくくります。
『悪い』ニュースは、最近の、グローバル金融市場、信用のシステム、そして今や私たちの美しい地球惑星全体の経済のシステムの崩壊に伴い(日本のそれも例外ではありません)、私は、巨大な混沌、1930年代の世界恐慌などは、ピクニックだったように思えるほどのものが、今にも我々に訪れようとしていると、怖れています。
『悪い』ニュースが続きます。アメリカの我々は、欲に駆り立てられるままに、(とりわけブッシュ・チェイニイのアメリカ政府過去8年に) “制約のない自由市場” “規制緩和” “何でも民営化”という空虚な神様たちをひたすら信仰し、混沌へと続くこのひどい道の先頭に立って突き進んできました。そのため、これら全てが、人々が築いてきた社会(コミュニティ)を破壊しています。コミュニティとは、私たち全員が、美しい地球上の兄弟姉妹として、人道にかなった、義にかなった、創造的で尊厳のある人生を送れるように、人間として協同して一緒に作っていかねばならないものなのです。
欲に駆られて突き進む中で、我々は、母なる地球の美しい“資源という贈り物”を浪費し、不必要に過剰消費しながら、一方、有能な科学者や技術者に、資源を節約し環境を汚染しないようなシステムを実現するようにと依頼するようなことはほとんど全くしてきませんでした。GTBD(設計の段階からそのようなことに心がけるグリーンテクノロジー)の考えは取り入れられてきませんでした。このような無責任な行動とともに、アメリカの我々は、傲慢で、愚かしくも『石油戦争』『薬物戦争』を戦い、自分自身の放蕩な、他者を省みない行動を慎みません。そしてこの地球上で、自らを温暖化させ、地球が火星のような生命の存在できない状態へ向かう道を先頭に立って進んでいます。
小さな『良い』ニュースが三つあります。[1]あの地球の疫病神のジョージW・ブッシュに入れ替えて、アメリカは新しい大統領に、バラク・オバマを選んだこと。[2]ムンタハ・アル・ザイディという、勇敢なイラク人のジャーナリスト。彼は、08年12月中旬イラクでの記者会見で、「これがお別れのご挨拶だ、この犬野郎!」と言いながら、自分の靴をブッシュ大統領めがけて投げつけた。[3]「イラクの駐留米軍の地位に関する合意・協定(SOFA)」に関して。新しい“イラクとアメリカの地位協定”には、アメリカ軍をイラクから除去するためのタイムテーブルがあります。この「イラク・アメリカ地位協定」は、「日・米地位協定」と比較して、日本から全てのアメリカ軍基地を一掃するためのスケジュールを皆さんが立てることを可能にするかもしれませんよ。
オバマ選出は、確かに希望をいくつか運んで来はしましたが、しかし企業-軍事-権力-構造、それが支配している莫大なお金、情報を伝えない従順なメディア、それらが、著しく物事を支配しているので、この “希望”は、小さなねずみが大海におしっこをして、水面が上がるのを期待するような、そんなことに少し似ているかもしれません。
私は、おそらく、オバマ政権は、ブッシュ一味よりは、「戦争の支配」に訴えることは減り「法の支配」をもっと選択するだろうと、思います。皆さんの9条は国家間の関係における「法の支配」の世界第一位の模範です。オバマでは9条を破壊するアメリカの圧力が、わずかながら弱まることがあるのではないかと、考えています。
ですから、私は、日本の皆さんが、もしかしたら、非暴力的に日本を前進させ、美しい地球惑星の全ての国々に向けて誇り高く“国境のない9条”の心を示す、それがほんの少しやりやすいと感じてくれるのではないかと願っています。 つまりそれは、日本が “9条の国日本” に確信を持って、世界の平和と公正のためにできる、本当に様々な、非暴力・非軍事のあらゆる活動を展開する、そして、第9条の英知の言葉を、全ての国々がその憲法に採用するように励ますことです。これらについて詳しくは私の著書、論文を参考にしてください。
平和を
チャック・オーバビー
(訳 たかだ洋子)
by halunet
| 2009-01-29 11:45
| 憲法9条と安保
























