2008年 05月 16日
9条世界会議に参加して |


9条は世界を変える
はるきよしあき
120kmを7日間で歩き東京に、そして5/4と5の9条世界会議に参加してきました。ウォークでの毎日のことはブログで見ていただくとして(http://ymnspeacewalk.blogspot.com/まだ初めの部分しか書いていませんが、写真は全部アップしています。http://web.mac.com/halunet/iWeb)いろいろ感じた中で一つ言うとすれば、移動の手段として足の働きを見直した、といことです。幸い雨は甲府での1日だけで(これで風邪を引いてしまったヤワなボクですが)あとは申し分ない好天に恵まれたということもあるでしょうが、え〜と思うような遠い距離でも、歩いていけるんですね。当たり前といえば当たり前ですが、そんな実感を持ちました。それほど距離に恐れを感じなくなった、と言ったら少しお分かりいただけるでしょうか。
さて、会議の方ですが、皆さんもご存じの通り3000人もの人が会場に入れずにあふれたということです。「9条ピースウォークご一行様」として幸い早めに会場内に入ったボクらはそんなことも知らずに、やたら広い会場だから、これを目印に見つけてくれるようにと「やまなしピースウォーク」の少しくたびれた旗を出してゆすって見たりしていたんですが…。一部が終わり二部になって空席ができて、ようやく入れた何人かの知人と合流できたと、という具合でした。
これは明らかに主催者側の読み違いというものがあったために起こったことです。これを聞いた時にはボクらは結構腹をたてました。前売りキップを買っているのに入れないわけですから。でも外の人たちの独自の集会はそれ自体で面白いものだったようです。その顛末はYouTubeに出ているのでご覧下さい(キーワードは9条世界会議で検索してください)。
よく考えると、ここには主催者側ばかりか参加したほとんどの人の読み違いあったわけです。こんなに人が来るとは誰も思わなかったのではないでしょうか。こうした予想を超えていろんな事が起こっていくから面白いわけで、初めから計算通りの会議では面白くもなんともない。
会議事務局はそうした予期せぬ展開を歓迎しない雰囲気が感じられ(たとえば各地の自発的な9条ピースウォークの発生を期待するとか助けるといったことが事務局の視野にまったくなかった)、これではただのイベント?もしくは山ほど行われている国際会議の一つとなってしまうのでは、という心配もしていました。ところがこうした予想を遥かに上回る参加者が集まることで、平和の祭典として熱を帯び、また一つの方向性を打ち出す事に成功したのです。
では、どうして予想外の人が幕張という便利なようで結構不便な場所に押し寄せたのでしょうか?マスメディアによる予告もほとんどないというのに!
これが「憲法9条を守ろう!」という護憲政党バックアップの集会ではこうはいかないでしょう。9条を守ることが自己目的化しがちな護憲運動が、国民投票法案が成立したという危機感からか、いつまでも改憲か護憲かという相手の土俵でスモウを取っている。これでは改憲の方が革新的で護憲は守旧派とも人の目には映りかねない。世論調査では盛り返していても、国会では圧倒的多数が改憲派という厳しい現実はそこに原因があるように思える。
「地獄の苦しみから人類がかろうじて手にした、9条という救いをムダにしたくない」と考えているボクなどは、9条を日本という一国の範囲で見るのでなく、世界の歴史と現状の中で光を当てて見なくてはダメだろうと感じていたので、『9条世界会議』には詳しい趣旨などを読む前に、これしかないと直感したわけです。
幕張メッセにこれだけの人が集まったのも、多くの人が、「地球上から戦争なくするには」という設問にもういちどまじめに向き会わざるを得なくなってきているからでしょう。改憲か護憲か、では「危機管理をどうするか」がいつも焦点となってくる。そこでは武力によるコントロールが可能だというのが前提でもあります。すると「戦力の放棄」などは単なる理想的平和主義者の戯言でしかない。
しかしイラクやパレスチナなどの現実を知るにつれボクらは、「戦力の放棄」こそが地球の上で人類が生きて続けることが可能な現実的な道だと、確信を持ち始めたのではないでしょうか。
9条は日本だけの問題ではないのです。また今回、9条は素晴らしい理念を表したものだから大事にして下さいね、わたしたちも応援していますよ、といったレベルの世界からの発言はなく、なんとか世界から戦争をなくそう、武力による平和は非現実的。いまや軍事費の途方もない拡大によって人間の生存が脅かされている、というのが共通の認識だったのではないでしょうか。世界はようやく気づき始めた、ボクら自信を持とう。9条がリアルなものとしてようやく登場する時代が始まる、その幕開けがこの「会議」であった、ときっとそう言われる日がくるのでしょう。
(1日目、2日目のスピーチなどはJANJANに割と詳しく載っています。)
http://www.news.janjan.jp/government/0805/0805066499/1.php
http://www.news.janjan.jp/government/0805/0805076589/2.php
by halunet
| 2008-05-16 08:31
| 憲法9条と安保
























