2007年 04月 20日
「西アフリカに伝わる知恵」——大人になるとは |
おおえまさのり
ソボンフ・ソメさんを迎えて
小淵沢駅に、西アフリカは、ブルキナ・ファソのダガラ族、ソボンフ・ソメさんを迎えに出た。圧倒的なアフリカン・パワーに満ちた顔がそこにあった。そしてそれに劣らぬパワーに満ちた通訳の山崎千恵子さん。
ソメさんの夫、マリドマ・パトリス・ソメさんは、四歳の時にフランス人宣教師に連れ去られて、西洋人としての教育を受けさせられたが、脱走して村に帰り、そこで成人儀礼を受けて、霊的世界を体験し、彼らの先祖の知恵を獲得するに至ったという。
ソボンフ・ソメさん自身は、西アフリカで給水や教育プロジェクトに関わる一方、欧米ではコミュニティの癒しワークや大人になるための儀式のワークショップなどを開催しているという。
八ヶ岳に住む人たちによるアフリカンドラムで歓迎。そして講演となった。
子どもたちはスピリットのメッセンジャー
ダガラ族では、子どもたちは、コミュニティ全体の子どもと考えられて、いっぱいの母親といっぱいの父親の中で育ちます。一人の歯が痛くなると、それはコミュニティ全体の歯の痛みとして共有されるのです。
子どもたちは、精神の世界、スピリットの世界に最も近く、そこからのメッセンジャーとして理解されています。
ですから、子どもが宿ると、その子どもはどんなメッセージを持ってきたかを、見定めなければなりません。トランス状態の母親に話しかけて、その情報を基に、子どもに名前を付けるのです。子どもが生まれると、その名前をみんなで見守ってゆくことになります。(ちなみに、ソボンフさんの名前は、祭儀の守り人・部族の知恵のメッセンジャーという意味だという。)
名前には力が宿っている
名前にはエネルギーがあるので、5歳を過ぎると、名前がその人を支配するようになります。(名前にはエネルギーがあると理解しているので、名前が力を持つようになるということ。)
成人儀礼
子どもたちが反抗期に入る——それは子どもたちが自立をしようとしていることです。そのときこそ、イニシエーション、成人儀礼が必要なときです。その子どもが一人の人間として大地に立てるように、人生の目的を自分自身で見つけられるようにすることです。イニシエーションの後、その子どもの相談役が決められ、アドバイスがされてゆくことになります——その子どもがその子ども自身になるようにと。
Q&Aから——
コミュニティの再構築
コミュニティの再構築には、長老たちが尊重されるようになることです。長老が尊重される社会は子どもたちも尊重されます。祖母はこの世界の知恵をいっぱいもっており、子どもはスピリットの世界から来たばかりですから、スピリットのメッセージをいっぱい持っています。祖母と孫の情報交換が大切なのです。
精霊
精霊(コントンブレ)は山や川に今もいます。見えなくなっているだけです。子どもがコントンブレを見たとき、それは夢や幻覚なんだと言ってしまうことが問題なのです。コントンブレは存在しているから、それが心の中に現れるのです。心の中に現れないものは、現実にも存在しません。自分を空にして見れば、いろんなものが見えてくるかもしれません。
ダガラ族のとてもミスティックな成人儀礼について詳しくお聞きしたかったが、時間がなく叶わなかったのが残念。新たな出会いを奏でるアフリカンドラムのリズムと踊りで、エンディングとなった。ソメさん、山崎さん、ありがとうございました。またの出会いを。
ダガラ族の成人儀礼について詳しくは、『ぼくのイニシエーション体験』——男の子の魂が育つ時——マリドマ・パトリス・ソメ著 築地書館 2000円+税をお読み下さい。蔵屋さんにもあります。
4月12日須玉町ふれあい館にて 主催:風の輪学校ルン
ソボンフ・ソメさんを迎えて
小淵沢駅に、西アフリカは、ブルキナ・ファソのダガラ族、ソボンフ・ソメさんを迎えに出た。圧倒的なアフリカン・パワーに満ちた顔がそこにあった。そしてそれに劣らぬパワーに満ちた通訳の山崎千恵子さん。
ソメさんの夫、マリドマ・パトリス・ソメさんは、四歳の時にフランス人宣教師に連れ去られて、西洋人としての教育を受けさせられたが、脱走して村に帰り、そこで成人儀礼を受けて、霊的世界を体験し、彼らの先祖の知恵を獲得するに至ったという。
ソボンフ・ソメさん自身は、西アフリカで給水や教育プロジェクトに関わる一方、欧米ではコミュニティの癒しワークや大人になるための儀式のワークショップなどを開催しているという。
八ヶ岳に住む人たちによるアフリカンドラムで歓迎。そして講演となった。
子どもたちはスピリットのメッセンジャー
ダガラ族では、子どもたちは、コミュニティ全体の子どもと考えられて、いっぱいの母親といっぱいの父親の中で育ちます。一人の歯が痛くなると、それはコミュニティ全体の歯の痛みとして共有されるのです。
子どもたちは、精神の世界、スピリットの世界に最も近く、そこからのメッセンジャーとして理解されています。
ですから、子どもが宿ると、その子どもはどんなメッセージを持ってきたかを、見定めなければなりません。トランス状態の母親に話しかけて、その情報を基に、子どもに名前を付けるのです。子どもが生まれると、その名前をみんなで見守ってゆくことになります。(ちなみに、ソボンフさんの名前は、祭儀の守り人・部族の知恵のメッセンジャーという意味だという。)
名前には力が宿っている
名前にはエネルギーがあるので、5歳を過ぎると、名前がその人を支配するようになります。(名前にはエネルギーがあると理解しているので、名前が力を持つようになるということ。)
成人儀礼
子どもたちが反抗期に入る——それは子どもたちが自立をしようとしていることです。そのときこそ、イニシエーション、成人儀礼が必要なときです。その子どもが一人の人間として大地に立てるように、人生の目的を自分自身で見つけられるようにすることです。イニシエーションの後、その子どもの相談役が決められ、アドバイスがされてゆくことになります——その子どもがその子ども自身になるようにと。
Q&Aから——
コミュニティの再構築
コミュニティの再構築には、長老たちが尊重されるようになることです。長老が尊重される社会は子どもたちも尊重されます。祖母はこの世界の知恵をいっぱいもっており、子どもはスピリットの世界から来たばかりですから、スピリットのメッセージをいっぱい持っています。祖母と孫の情報交換が大切なのです。
精霊
精霊(コントンブレ)は山や川に今もいます。見えなくなっているだけです。子どもがコントンブレを見たとき、それは夢や幻覚なんだと言ってしまうことが問題なのです。コントンブレは存在しているから、それが心の中に現れるのです。心の中に現れないものは、現実にも存在しません。自分を空にして見れば、いろんなものが見えてくるかもしれません。
ダガラ族のとてもミスティックな成人儀礼について詳しくお聞きしたかったが、時間がなく叶わなかったのが残念。新たな出会いを奏でるアフリカンドラムのリズムと踊りで、エンディングとなった。ソメさん、山崎さん、ありがとうございました。またの出会いを。
ダガラ族の成人儀礼について詳しくは、『ぼくのイニシエーション体験』——男の子の魂が育つ時——マリドマ・パトリス・ソメ著 築地書館 2000円+税をお読み下さい。蔵屋さんにもあります。
4月12日須玉町ふれあい館にて 主催:風の輪学校ルン
by halunet
| 2007-04-20 12:55
























