2012年 10月 17日
肥田舜太郎さんの内部被ばくを生き抜く8か条。甲府での講演会で感じたこと |
肥田舜太郎さんの内部被ばくを生き抜く8か条
肥田さんは28歳のとき、広島の陸軍病院での勤務中、8月6日の米軍による原爆投下に遭いました。しかし 偶然にも投下地点から離れた場所にいたために、直接的な被爆をまぬがれたものの、医師として被爆者の救 援と治療にそれ以来92歳で引退するまでずっと、専念して来た方です。

甲府での講演会にて (撮影:塩原日出夫)
9月23日の雨模様の甲府。お付きの女性と一緒に会場に到着して控え室に入るまでの様子は、杖はついてい ても、とても95歳の年齢を感じさせないものでした。ひょっとして被ばくが健康の秘訣なのかと冗談が出て もおかしくないほどです。そこになにか秘訣のようなものがあるのだろうかと、つい下世話な質問がしたくな ります。そんなありがちな質問に先生はごく素っ気なく、「結果として長く生きただけのことです」と答えて います。(映画「核の傷」パンフレットから)
そこで同じパンフレットに載っている「311以降を生きるための7箇条」。
1、内部被ばくは避けられないと腹を決める
2、生まれ持った免疫力を保努力をする
3、いちばん大事なのは早寝早起き
4、毎日3回、規則正しい食事をする
5、腸から栄養が吸収されるように、よく噛んで食べる
6、体に悪いといわれている事はやらない
7、あなたの命は世界でたったひとつの大事な命 自分を大切にして生きる
3とか4はボク等は絶対に実際には無理で、4は敢えて最近は2食にして調子いいなと思っているほどです。 肥田先生自身も他での質問には「24時過ぎまで仕事をしている」と答えをしています。とするとこれはどの ように考えるのがいいのでしょうか。 答え=この7箇条は長生きの秘訣ではない、生き方の心構えということ。
内部被ばくは避けられないという覚悟をまず決めるところから始めよう。そして免疫力保持に心を注ぎなが ら、自分に授かった命という「宇宙の奇跡」を大事にして生きていく。そのなかで自分の寿命をまっとうする ことができる。そうした生き方をすれば内部被ばくも恐れることはないと。
一方でこんなことを言う医師もいます。放射線は心配しなくてもいい、「100マイクロシーベルト/時を超 さなければ全く健康に影響は及ぼしません」「実は放射線の影響はニコニコ笑っている人には来ません。ク ヨクヨしている人に来ます」。この言葉は科学には疎い人々を混乱させ多くの人々に無用の被ばくを強いた罪 深い山下教授ですが、その心構えを重視するところで二人は似ている、と思う人がいるかもしれません。しか し、その前提となる核に対する認識と人間を見る目の温かさに雲泥の差を感じます。
被ばく者の立場に依拠し続けた肥田先生の目からは、フクシマはヒロシマの延長線上に必然的に登場して来た ものだったのではないでしょうか。ヒバクシャを生み出しそれを切り捨ててきた我が国の政治は、フクシマで 再びそれを再現するだろうと。そして核(原発と原爆)のコントロールタワーであるアメリカの元にいる限り はこの悲劇は繰り返されるだろと直感したのでしょう。「アメリカからもういいかげんに自立してはどうです か」という講演会の最後の言葉が8番目の最も重たい隠された課題として私達に突きつけられました。
(はるきよしあき:わくわく村しんぶんから転載)
肥田さんは28歳のとき、広島の陸軍病院での勤務中、8月6日の米軍による原爆投下に遭いました。しかし 偶然にも投下地点から離れた場所にいたために、直接的な被爆をまぬがれたものの、医師として被爆者の救 援と治療にそれ以来92歳で引退するまでずっと、専念して来た方です。

甲府での講演会にて (撮影:塩原日出夫)
9月23日の雨模様の甲府。お付きの女性と一緒に会場に到着して控え室に入るまでの様子は、杖はついてい ても、とても95歳の年齢を感じさせないものでした。ひょっとして被ばくが健康の秘訣なのかと冗談が出て もおかしくないほどです。そこになにか秘訣のようなものがあるのだろうかと、つい下世話な質問がしたくな ります。そんなありがちな質問に先生はごく素っ気なく、「結果として長く生きただけのことです」と答えて います。(映画「核の傷」パンフレットから)
そこで同じパンフレットに載っている「311以降を生きるための7箇条」。
1、内部被ばくは避けられないと腹を決める
2、生まれ持った免疫力を保努力をする
3、いちばん大事なのは早寝早起き
4、毎日3回、規則正しい食事をする
5、腸から栄養が吸収されるように、よく噛んで食べる
6、体に悪いといわれている事はやらない
7、あなたの命は世界でたったひとつの大事な命 自分を大切にして生きる
3とか4はボク等は絶対に実際には無理で、4は敢えて最近は2食にして調子いいなと思っているほどです。 肥田先生自身も他での質問には「24時過ぎまで仕事をしている」と答えをしています。とするとこれはどの ように考えるのがいいのでしょうか。 答え=この7箇条は長生きの秘訣ではない、生き方の心構えということ。
内部被ばくは避けられないという覚悟をまず決めるところから始めよう。そして免疫力保持に心を注ぎなが ら、自分に授かった命という「宇宙の奇跡」を大事にして生きていく。そのなかで自分の寿命をまっとうする ことができる。そうした生き方をすれば内部被ばくも恐れることはないと。
一方でこんなことを言う医師もいます。放射線は心配しなくてもいい、「100マイクロシーベルト/時を超 さなければ全く健康に影響は及ぼしません」「実は放射線の影響はニコニコ笑っている人には来ません。ク ヨクヨしている人に来ます」。この言葉は科学には疎い人々を混乱させ多くの人々に無用の被ばくを強いた罪 深い山下教授ですが、その心構えを重視するところで二人は似ている、と思う人がいるかもしれません。しか し、その前提となる核に対する認識と人間を見る目の温かさに雲泥の差を感じます。
被ばく者の立場に依拠し続けた肥田先生の目からは、フクシマはヒロシマの延長線上に必然的に登場して来た ものだったのではないでしょうか。ヒバクシャを生み出しそれを切り捨ててきた我が国の政治は、フクシマで 再びそれを再現するだろうと。そして核(原発と原爆)のコントロールタワーであるアメリカの元にいる限り はこの悲劇は繰り返されるだろと直感したのでしょう。「アメリカからもういいかげんに自立してはどうです か」という講演会の最後の言葉が8番目の最も重たい隠された課題として私達に突きつけられました。
(はるきよしあき:わくわく村しんぶんから転載)
by halunet
| 2012-10-17 14:07
| 原発と核
























