2011年 09月 28日
「デモと広場の自由」のための共同声明 /全国各地に起きたデモは社会の混乱ではなく、成熟度を示すもの |
前田 朗です。(9月27日)
「デモと広場の自由」のための共同声明
http://jsfda.wordpress.com/2011/09/25/conference/
先日9月11日の新宿脱原発デモでの12名のあまりに不当な逮捕について、東口広場で話した柄谷行人さんを筆頭に大学教員などの人たちが動き始めました。
違法な逮捕への共同抗議声明
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を発表するとともに、今後も必要とされる救援基金(詳細は未定)の原資にできるようなカンパを呼びかけます。
さらに、ここから専門的知識のある人たちによる警察監視の行動を生み出せれば、と考えます。その立ち上げとして、9月29日(木)に日本外国特派員協会で記者会見を開きます。
*共同声明記者会見*
【日時】2011年9月29日(木)15~16時
【場所】日本外国特派員協会
【スピーカー】柄谷行人、雨宮処凛、鵜飼哲、小熊英二ほか
※協会会員の他は、要予約(日本外国特派員協会サイト
より)
■「デモと広場の自由」のための共同声明
3・11原発事故において、東京電力、経産省、政府は、被害の実情を隠し過小に扱い、近い将来において多数の死者をもたらす恐れのある事態を招きました。
これが犯罪的な行為であることは明らかです。
さらに、これは日本の憲法に反するものです。《すべて国民(people)は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する》(25条)。
しかし、東京電力、経産省、政府はこの事態に対して責任をとるべきなのに、すでに片づいたかのようにふるまってい ます。
それに抗議し原発の全面的廃炉を要求する声が、国民の中からわき起こっています。そして、その意思がデモとして表現されるのは当然です。デモは「集会と表現の自由」を掲げた憲法21条において保証された民主主義の基本的権利です。
そして、全国各地にデモが澎湃(ほうはい)と起こってきたことは、日本の社会の混乱ではなく、成熟度を示すものです。海外のメディアもその点に注目しています。
しかし、実際には、デモは警察によってたえず妨害されています。9月11日に東京・新宿で行われた「9・11原発やめろデモ!!!!!」では、12人の参加者が逮捕されました。You
Tubeの動画を見れば明らかなように、 これは何の根拠もない強引な逮捕です。これまで若者の間に反原発デモを盛り上げてきたグループを狙い打ちすることで、反原発デモ全般を抑え込もうとする意図が透けて見えます。
私たちはこのような不法に抗議し、民衆の意思表示の手段であるデモの権利を擁護します。日本のマスメディアが反原発デモや不当逮捕をきちんと報道しないのは、反原発の意思が存在する事実を消去するのに手を貸すことになります。
私たちはマスメディアの報道姿勢に反省を求めます。
2011年9月29日
起草者:柄谷行人、鵜飼哲、小熊英二
「デモと広場の自由」のための共同声明
http://jsfda.wordpress.com/2011/09/25/conference/
先日9月11日の新宿脱原発デモでの12名のあまりに不当な逮捕について、東口広場で話した柄谷行人さんを筆頭に大学教員などの人たちが動き始めました。
違法な逮捕への共同抗議声明
を発表するとともに、今後も必要とされる救援基金(詳細は未定)の原資にできるようなカンパを呼びかけます。
さらに、ここから専門的知識のある人たちによる警察監視の行動を生み出せれば、と考えます。その立ち上げとして、9月29日(木)に日本外国特派員協会で記者会見を開きます。
*共同声明記者会見*
【日時】2011年9月29日(木)15~16時
【場所】日本外国特派員協会
【スピーカー】柄谷行人、雨宮処凛、鵜飼哲、小熊英二ほか
※協会会員の他は、要予約(日本外国特派員協会サイト
■「デモと広場の自由」のための共同声明
3・11原発事故において、東京電力、経産省、政府は、被害の実情を隠し過小に扱い、近い将来において多数の死者をもたらす恐れのある事態を招きました。
これが犯罪的な行為であることは明らかです。
さらに、これは日本の憲法に反するものです。《すべて国民(people)は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する》(25条)。
しかし、東京電力、経産省、政府はこの事態に対して責任をとるべきなのに、すでに片づいたかのようにふるまってい ます。
それに抗議し原発の全面的廃炉を要求する声が、国民の中からわき起こっています。そして、その意思がデモとして表現されるのは当然です。デモは「集会と表現の自由」を掲げた憲法21条において保証された民主主義の基本的権利です。
そして、全国各地にデモが澎湃(ほうはい)と起こってきたことは、日本の社会の混乱ではなく、成熟度を示すものです。海外のメディアもその点に注目しています。
しかし、実際には、デモは警察によってたえず妨害されています。9月11日に東京・新宿で行われた「9・11原発やめろデモ!!!!!」では、12人の参加者が逮捕されました。You
Tubeの動画を見れば明らかなように、 これは何の根拠もない強引な逮捕です。これまで若者の間に反原発デモを盛り上げてきたグループを狙い打ちすることで、反原発デモ全般を抑え込もうとする意図が透けて見えます。
私たちはこのような不法に抗議し、民衆の意思表示の手段であるデモの権利を擁護します。日本のマスメディアが反原発デモや不当逮捕をきちんと報道しないのは、反原発の意思が存在する事実を消去するのに手を貸すことになります。
私たちはマスメディアの報道姿勢に反省を求めます。
2011年9月29日
起草者:柄谷行人、鵜飼哲、小熊英二
by halunet
| 2011-09-28 08:35
| 原発と核