2011年 09月 28日
佐藤幸子さんたちの訪米報告「福島にはまだ子どもたちが生活しているのか!?」という驚き |
9月25日、佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)たち6名による、訪米報告記者会見が東京、経済産業省前で行われた。
レイバーネットからの転載。
http://www.labornetjp.org/news/2011/0925hokoku
佐藤さんたち(泉かおりさん‐福島の子どもたちを守る会、アイーリーン・美緒子・スミスさん‐グリーンアクション、安斎由希子さん‐北海道余市町の有機農業者ら6名)は、9月18日から25日まで訪米し、ニューヨークとワシントンで福島の実態を市民団体、議員、アメリカ原子力規制員会などに福島の実態を訴えた。
一行は、ワシンントンで日本の原子力安全・保安院にあたるアメリカ原子力規制委員会のメンバーや国会議員と交流。ニューヨークではテレビ(CNN)出演、現地の反原発市民団体らとの国連前でのスタンディングデモを行なった。
佐藤さん(写真下)は、「日本の原発の安全性を世界最高水準に高める」と国連の原子力安全に関する首脳会合で表明した野田首相に、直接「子どもたちの命を守ってほしい、日本が世界の手本になるように原発をとめてほしい」と訴えた。
アメリカでは最近アメリカを襲った台風や地震の影響もあり、反原発運動が活発化している。それを恐れた電力会社は、オバマ首相の大きな写真入りの原発推進パンフレットを民主党党員全員に数回にわたって配布しているという。(泉さん談・写真下)
アメリカの市民団体やメディア(アメリカ駐在の日本のメディアも含め)からは、日本の情報が入ってこないという声が多く聞かれたという。中には、「福島にはまだ子どもたちが生活しているのか!?」という驚きの反応もあったという報告もされた。
会見の後半にはこれからの闘い方についての意見交換も行われ、佐藤さんたちからは「女性たち100人の経産省前すわりこみ」や「福島内での脱原発グループの統一した運動体の結成」が検討されているとの報告がされたり、また会見に参加した市民からは11月11日に再度の経産省包囲が計画されているという発言もあった。以上を受け、泉かおりさんは「来年にかけ全国の停止している原発の再稼働を許さず、すべての原発を止めていきたい」と強く語った。(湯本雅典)
by halunet
| 2011-09-28 07:48
| 原発と核