2010年 10月 15日
沖縄知事選と「辺野古を考える」プレイベント |

「沖縄島の東部沿岸、辺野古(へのこ)・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧種ジュゴンの、最後の生息海域です。」(WWFのホームページから)この海を埋め立てて、米軍海兵隊の新飛行場をつくろうというのだから、この無謀な計画に沖縄県民が大挙して反対するのはボクらから見れば当然のことと思えます。
しかし、生物多様性が国連の重要な議題になる時代に、なぜこんなかけがえのない自然の大破壊が、住民の多数の反対にも関わらず国によって行なわれようとしているのでしょうか?
それは言うまでもなく沖縄が基地の島となっていることと切り離して考えることはできません。日本の国土の0.6%の広さしかない沖縄。 そこに日本にある米軍専用基地の約75%が集中し、沖縄本島の約20%が米軍基地に占拠されている現状があります。
アジア太平洋戦争の敗戦によって日本は連合軍の中心であるアメリカによって占領されますが、「共産主義の影響を懸念する日本国民の賛同」があるから「米国による琉球諸島の軍事占領の継続を望む」という天皇の米軍への要望によって、沖縄は東西冷戦に対するアメリカ世界戦略のアジアにおける拠点として差し出されたことが分かっています。後に沖縄が日本に返還され、さらに冷戦が終わった後もそれは固定化されてしまったのです。
しかしアメリカ経済を脅かすほどに巨大化したアメリカの軍事費に対する疑問が米国内でもあちこちから吹き出し始めていることもあって、世界に散らばる米軍基地の縮小や統合が行なわれようとしているのです。これもすべて米軍の勝手な事情が優先するというのは言うまでもないですが。
世界一危険な基地といわれている「普天間飛行場」の米海兵隊は、アメリカ領のグアム・テニアンに移るという計画ができあがっているのだといいます。そうなると新しい飛行場を辺野古の海につくるのは何のためか?ここは日米同盟とか安保の問題より、もっとドロドロした沖縄や日本の国内事情が大きく関係しているといわれています。軍事や公共事業の土建をめぐる巨大利権・既得権をめぐる争いが問題を不透明にしています。
沖縄の知事選挙が11月28日に行なわれます。仲井真現知事と伊波洋一(現宜野湾市長)、二人の候補者の普天間基地についてはニュアンスの強弱はあっても「県外移設」という点では対立軸が鮮明ではありません。しかし,政争や利権をめぐるドロドロから住民の望みの平和な島とジュゴンの住む海を救い出すために、「基地のない沖縄」を目指す伊波洋一さんにボクは希望を託しています。
11月28日の映画と講演「辺野古を考える」のプレイベントとして、名護・辺野古の人々の姿などを追ったドキュメンタリーを上映します。
Aプログラム10月27日 小淵沢(生涯学習センター2F) 夜 7:30〜
上映とフリートーク
Bプログラム11月7日 高根(図書館2F) 昼 1:30〜
上映とトーク「 山梨と沖縄は米軍基地でつながっている」(田辺欽也さん)
参加費各300円
どちらの映画も沖縄についてのボクらの先入観とか固定観念を揺るがす力を持っています。
沖縄のことを知りたい人に是非見て欲しいと思っています。
(わくわく村新聞 10月号掲載)
by halunet
| 2010-10-15 18:18
| 沖縄

























