2010年 05月 09日
日本最初の軍事基地がアフリカのジブチ共和国に建設される! |
私も最近知ったことがあります。在日米軍が問題になる中、日本最初の軍事基地がアフリカのジブチ共和国に建設されるということです。国内では全くといっていいほど報道されていません。日本はアメリカの言うがままで
もなく、「海賊対策」を隠れ蓑に、主体的に基地を作ろうとしています。憲法9条のもとで、ここまで出来てしまうことに、どう考えたらいいのか。やはり知ることが一歩なのかもしれませんが、ラブキンさんの安保条約と憲法9条の質問を含め、立ち止まってしまう自分がいるのも事実です。(森井雅子)
*ジブチ(Djibouti)共和国=アフリカ北東部、ソマリアに隣接する
鳩山首相の、「(最低でも県外と言った)当時、海兵隊が必ずしも抑止力として沖縄に存在しなければならない理由はないと思っていた。学ぶにつけ、在沖米軍の存在全体の中での海兵隊の役割を考えた時に、すべて連携している。その中で抑止力が維持できるという思いに至った。浅かったと言われればその通りかもしれない。」との発言。誰かに入れ知恵されたのかは分かりませんが。
この発言もジブチに建設される侵略基地も、私には、次の中村医師の言うようにしか思えないです。
ペシャワール会の中村医師が、2001年10月に衆議院のテロ特措法案の参考人として呼ばれ、「自衛隊派遣は有害無益」と発言したことを覚えている方も多いと思いますが、近著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」の中で、「2001年に衆議院で話して、本当にこの人たちは、日本の行く末をあずけられる政治家だろうかと、目を疑いましたね。戦争といっても、これは殺人行為ですよ。対米協調だとか、国際社会の協力だとか、そんなきれいな、オブラートに包んだような言葉を使っても、協力するということは、殺人幇助罪です。そのことが、ちっとも考えられていない。自分がやられたら大騒ぎして、相手の命は何万人死のうと知ったこっちゃないという、そういう無神経さ。それを感じましたね。」「自分たちで盛り上がって、攻めて行って、いわば戦争ごっこ、危険な戦争ごっこをやっているとしか思えないわけですよね。」
日本軍、アフリカの角で、アメリカとNATOに合流
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/nato-5500.html
自民党の最後っ屁は、辺野古移設だけではなく、ジブチ自衛隊基地建設も〜特権を行使する立場としての日本
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
で、外務省によると、
「平成21年4月3日、中曽根外務大臣とユスフ・ジブチ外務・国際協力大臣は、『ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の書簡』の署名及び交換を行いました。
この交換公文は、海賊対処に従事する自衛隊等が円滑に活動を行うことができるよう、自衛隊の基本的な活動拠点となるジブチとの間で、ジブチにおける自衛隊や自衛隊員等の法的地位を適切な形で確保することを目的とするものです。
我が国としては、ソマリア沖海賊の根絶に向け、引き続き、ジブチを始めとする周辺諸国と緊密に協力していく考えです。」
ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の交換公文について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/djibouti.html
で、そこにあった
「4 部隊、海上保安庁及び連絡事務所は、ジブチ共和国政府によって次の特権及び免除を与えられる。
(a)施設並びに部隊、海上保安庁又は連絡事務所が使用する 船舶及び航空機は、不可侵とする。ただし、ジブチ共和国政府の官吏は、日本国政府の権限のある代表者の同意を得てそれらに立ち入ることを許さる。
(b)部隊、海上保安庁及び連絡事務所並びにこれらの財産及び資産(所在地及び占有者のいかんを問わない。)は、あらゆる形式の訴訟手続からの免除を享有する。
(c)施設、施設内にある用具類その他の資産及び部隊、海上保安庁又は連絡事務所の輸送手段は、捜索、徴発、差押え又は強制執行を免除される。
(d)部隊、海上保安庁及び連絡事務所の公文書及び書類は、いずれの時及びいずれの場所においても不可侵とする。
(e)部隊、海上保安庁及び連絡事務所の公用通信は、不可侵とする。」
「ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の交換公文」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/pdfs/djibouti.pdf
見慣れた(?)某地位協定を思わせる。
もなく、「海賊対策」を隠れ蓑に、主体的に基地を作ろうとしています。憲法9条のもとで、ここまで出来てしまうことに、どう考えたらいいのか。やはり知ることが一歩なのかもしれませんが、ラブキンさんの安保条約と憲法9条の質問を含め、立ち止まってしまう自分がいるのも事実です。(森井雅子)
*ジブチ(Djibouti)共和国=アフリカ北東部、ソマリアに隣接する
鳩山首相の、「(最低でも県外と言った)当時、海兵隊が必ずしも抑止力として沖縄に存在しなければならない理由はないと思っていた。学ぶにつけ、在沖米軍の存在全体の中での海兵隊の役割を考えた時に、すべて連携している。その中で抑止力が維持できるという思いに至った。浅かったと言われればその通りかもしれない。」との発言。誰かに入れ知恵されたのかは分かりませんが。
この発言もジブチに建設される侵略基地も、私には、次の中村医師の言うようにしか思えないです。
ペシャワール会の中村医師が、2001年10月に衆議院のテロ特措法案の参考人として呼ばれ、「自衛隊派遣は有害無益」と発言したことを覚えている方も多いと思いますが、近著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」の中で、「2001年に衆議院で話して、本当にこの人たちは、日本の行く末をあずけられる政治家だろうかと、目を疑いましたね。戦争といっても、これは殺人行為ですよ。対米協調だとか、国際社会の協力だとか、そんなきれいな、オブラートに包んだような言葉を使っても、協力するということは、殺人幇助罪です。そのことが、ちっとも考えられていない。自分がやられたら大騒ぎして、相手の命は何万人死のうと知ったこっちゃないという、そういう無神経さ。それを感じましたね。」「自分たちで盛り上がって、攻めて行って、いわば戦争ごっこ、危険な戦争ごっこをやっているとしか思えないわけですよね。」
日本軍、アフリカの角で、アメリカとNATOに合流
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/nato-5500.html
自民党の最後っ屁は、辺野古移設だけではなく、ジブチ自衛隊基地建設も〜特権を行使する立場としての日本
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
で、外務省によると、
「平成21年4月3日、中曽根外務大臣とユスフ・ジブチ外務・国際協力大臣は、『ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の書簡』の署名及び交換を行いました。
この交換公文は、海賊対処に従事する自衛隊等が円滑に活動を行うことができるよう、自衛隊の基本的な活動拠点となるジブチとの間で、ジブチにおける自衛隊や自衛隊員等の法的地位を適切な形で確保することを目的とするものです。
我が国としては、ソマリア沖海賊の根絶に向け、引き続き、ジブチを始めとする周辺諸国と緊密に協力していく考えです。」
ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の交換公文について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/djibouti.html
で、そこにあった
「4 部隊、海上保安庁及び連絡事務所は、ジブチ共和国政府によって次の特権及び免除を与えられる。
(a)施設並びに部隊、海上保安庁又は連絡事務所が使用する 船舶及び航空機は、不可侵とする。ただし、ジブチ共和国政府の官吏は、日本国政府の権限のある代表者の同意を得てそれらに立ち入ることを許さる。
(b)部隊、海上保安庁及び連絡事務所並びにこれらの財産及び資産(所在地及び占有者のいかんを問わない。)は、あらゆる形式の訴訟手続からの免除を享有する。
(c)施設、施設内にある用具類その他の資産及び部隊、海上保安庁又は連絡事務所の輸送手段は、捜索、徴発、差押え又は強制執行を免除される。
(d)部隊、海上保安庁及び連絡事務所の公文書及び書類は、いずれの時及びいずれの場所においても不可侵とする。
(e)部隊、海上保安庁及び連絡事務所の公用通信は、不可侵とする。」
「ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の交換公文」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/pdfs/djibouti.pdf
見慣れた(?)某地位協定を思わせる。
by halunet
| 2010-05-09 06:05
| 憲法9条と安保