2010年 02月 01日
近現代に学ぶ1 |
1月30日の「近現代史を学ぶ」の勉強会は30数名の参加者のもとに第1回「明治維新から第一次大戦まで」を終わりました。
前半の2時間弱は、昨年の夏に毛利正道さんが諏訪で開いた集中講座を収録したDVDを使っての講義です。
(声だけではない映像があることが大事ですね。おかしなことに、本当に講義を受けているような気になりますから)
明治から平成の現在まで4回で突っ走るわけですから、いったいどうなるかと心配です。しかし講師の山田朗教授は要点をしっかり押さえ、歴史の大事な流れを外さない。ムダのないお話で最後まで受講生の関心を引きつけて離しません。さすが学生相手の長い経験からでしょう、充実した授業を受けたという感じです。もうちょっと脱線してもいいのに、と思わないわけではありません。でもそんなことしていたら最後までたどり着けないかもしれませんから、そうはいかないのでしょうが。

その中で、心に残った要点をいくつかランダムに報告しておきます。
*朝鮮、ベトナム、琉球、台湾などの中国周辺の東アジアの国々の支配
者は、中国の皇帝から「王」と認められることで統治者としての権威を
付与されてきた。日本はそこから更に外にある辺境の国。中国からオー
ソライズされることのない国だった。この地政学的な位置が、その後,
近代化の過程で欧米諸国の後追いするかのように帝国化して、周辺諸国
に植民地を広げるという行動をとるという遠因ではないか。
*明治政府が当時、外交政策で一番力を入れたのは「日英同盟」。日本
のメディアはイギリスからの情報を世界の情報として丸飲みしていた。
そのころイギリスの最大の敵はロシアだった。バイアスのかかったイギ
リスの情報ではロシアの脅威が誇張されて日本に伝えられた。日本人は
イギリス人の目で世界を見ていたことになる。実際は東アジアでそれほ
どの脅威ではなかったロシアと、無理な戦争をしたのも、イギリスの強
力なバックアップの「日英同盟」があったから。
情報がどこから入ってくるか知ることが英が米に変わった「日米同盟」
の今の時代に、道を誤らないための教訓ではないかと、私は思いまし
た。こうした軍事同盟が戦争を呼び込むという反省が、第一次大戦後世
界的に起きて、日英同盟も解消された。
*歴史は短いスパンで捉えると、どうにでも解釈が成り立つ。だからあ
る程度の長さで見て行かなくては本当の理解に至らない。
*歴史はエンターテイメントの面もあるが、今大事なのはより良い未来
への教訓をそこから得ることだ。
ほかにもたくさん、気づきのポイントがあったはずですが、これが今思い出せるところです。言葉は必ずしも講師の言葉ではない部分もあり、私の感想も入っていますし、思い違いもあるか知 れません。ご指摘いただければありがたいです。補っていただければ更にうれしいです。
後半はキムスンホさんの「日本の近代化と朝鮮のかかわり」について1時間ほどお話を伺いました。キムさんは小淵沢町在住ですが、韓国の軍事独裁政権や日本の朝鮮人差別に反対する運動に長く関わった方です。
1時間ではとても話しきれない深い内容で、これからというところで、終了となりました。(最終回にこのつづきをということでしたが、この講座の中では時間が十分取れないので、別の機会をつくることになるかも知れません)詳しいキムさんのお話の内容はあらためて。今キムさんのお話の部分をDVDにしています。
今日はこれまで、ということにします。
次回は2月13日(土)1:30〜 「満州事変から日中戦争まで」
生涯学習センターこぶちさわ 2F視聴覚室
主催/こぶちさわ9条の会
前半の2時間弱は、昨年の夏に毛利正道さんが諏訪で開いた集中講座を収録したDVDを使っての講義です。
(声だけではない映像があることが大事ですね。おかしなことに、本当に講義を受けているような気になりますから)
明治から平成の現在まで4回で突っ走るわけですから、いったいどうなるかと心配です。しかし講師の山田朗教授は要点をしっかり押さえ、歴史の大事な流れを外さない。ムダのないお話で最後まで受講生の関心を引きつけて離しません。さすが学生相手の長い経験からでしょう、充実した授業を受けたという感じです。もうちょっと脱線してもいいのに、と思わないわけではありません。でもそんなことしていたら最後までたどり着けないかもしれませんから、そうはいかないのでしょうが。

その中で、心に残った要点をいくつかランダムに報告しておきます。
*朝鮮、ベトナム、琉球、台湾などの中国周辺の東アジアの国々の支配
者は、中国の皇帝から「王」と認められることで統治者としての権威を
付与されてきた。日本はそこから更に外にある辺境の国。中国からオー
ソライズされることのない国だった。この地政学的な位置が、その後,
近代化の過程で欧米諸国の後追いするかのように帝国化して、周辺諸国
に植民地を広げるという行動をとるという遠因ではないか。
*明治政府が当時、外交政策で一番力を入れたのは「日英同盟」。日本
のメディアはイギリスからの情報を世界の情報として丸飲みしていた。
そのころイギリスの最大の敵はロシアだった。バイアスのかかったイギ
リスの情報ではロシアの脅威が誇張されて日本に伝えられた。日本人は
イギリス人の目で世界を見ていたことになる。実際は東アジアでそれほ
どの脅威ではなかったロシアと、無理な戦争をしたのも、イギリスの強
力なバックアップの「日英同盟」があったから。
情報がどこから入ってくるか知ることが英が米に変わった「日米同盟」
の今の時代に、道を誤らないための教訓ではないかと、私は思いまし
た。こうした軍事同盟が戦争を呼び込むという反省が、第一次大戦後世
界的に起きて、日英同盟も解消された。
*歴史は短いスパンで捉えると、どうにでも解釈が成り立つ。だからあ
る程度の長さで見て行かなくては本当の理解に至らない。
*歴史はエンターテイメントの面もあるが、今大事なのはより良い未来
への教訓をそこから得ることだ。
ほかにもたくさん、気づきのポイントがあったはずですが、これが今思い出せるところです。言葉は必ずしも講師の言葉ではない部分もあり、私の感想も入っていますし、思い違いもあるか知 れません。ご指摘いただければありがたいです。補っていただければ更にうれしいです。
後半はキムスンホさんの「日本の近代化と朝鮮のかかわり」について1時間ほどお話を伺いました。キムさんは小淵沢町在住ですが、韓国の軍事独裁政権や日本の朝鮮人差別に反対する運動に長く関わった方です。
1時間ではとても話しきれない深い内容で、これからというところで、終了となりました。(最終回にこのつづきをということでしたが、この講座の中では時間が十分取れないので、別の機会をつくることになるかも知れません)詳しいキムさんのお話の内容はあらためて。今キムさんのお話の部分をDVDにしています。
今日はこれまで、ということにします。
次回は2月13日(土)1:30〜 「満州事変から日中戦争まで」
生涯学習センターこぶちさわ 2F視聴覚室
主催/こぶちさわ9条の会
by halunet
| 2010-02-01 13:10
| アジアと日本
























