2009年 09月 03日
市民の知らぬ間に進められないように |
北杜市台所研究会 森井雅子
昨日9月2日午前10時、白倉市長および議会に以下の趣旨の要望書を提出しました。
白倉市長宛
「●北杜市財政健全化計画ならびに行政組織改革に関する計画を拙速に行わないよう求めます。
●市民が行政の真のパートナーとなるべく、住民説明会ならびにパブリックコメントなど、市民自身が十分に検証し、意見を反映できる機会を設けるように求めます。」
秋山議長宛
「●北杜市財政健全化計画ならびに行政組織改革に関する計画を拙速に議決しないよう求めます。
●この計画は市民に直結する重要な問題であり、市民自身がその中身を検討し、判断する必要があります。そのための住民説明会ならびにパブリックコメントなどの機会を設けることが優先されるよう、ご協力を求めます。」
<私たちの要望書提出の思い>
現在、北杜市は財政健全化計画を進めています。最近では、「行政組織改革(案)」が来年4月実施ということで検討が進んでいることが分かりました。しかし、支所の課や教育センター等の統合について、市民には中身について何も知らされていません。
八ヶ岳ジャーンル7月1日号で初めて、その具体案を知った市民も多いと思います。その紙面でも、「市長は市民説明会は行わない考え」と報告されています。その後、議会だよりを見ましたが、市長答弁は市民ニーズのスピード化と成果という抽象的な回答で、「市民ニーズ」とは具体的に何を指すのか、現在の組織のどこに、どのような問題があるのか、組織改革によって住民サービスにどのような影響があるのか等、市民に直結する問題にもかかわらず、市民にはその全体像が全く見えません。
この件に関し、議会会派に聞き取りをしましたが、議員へも十分な情報がなく、6月議会開催直前に改革案が示されたとのことでした。このような現状のなか、9月議会に組織改革関係条例の改正案が提案されることになっています。
本庁と総合支所の機能分担についてもほとんど議論されておらず、市民意見の反映のないまま、人員削減・人件費削減を最大の目的として、支所機能の縮小・統廃合が進んでいくことに不安と危機感を持ち、要望書を提出することにしました。
この要望書は議会には4日の全員協議会開催の時に、全議員へ配布するよう伝えるました。また、市長宛ての要望書の回答に関しては、10日に議会での所信表明があることから、15日を回答の締め切り期限としています。
(八ヶ岳ジャーナル記事)
by halunet
| 2009-09-03 06:26
| 北杜市