2009年 07月 06日
アメリカのユダヤ人に広がるギャップ |
久松重光
アメリカの一般のユダヤ人が、現在の状況をどう感じているのか、について「ユダヤ平和ニュース」の記事を訳しました。アメリカのユダヤ人の動向は、イスラエルにも影響を及ぼすとおもわれますので、その情報をお伝えします。
記事の著者であるリンカーン氏は、アメリカのユダヤ人指導層の中で、オバマ政権に対するヒステリックな反動の空気が広まっている一方、一般のアメリカのユダヤ人の認識とのギャップを指摘しています。多分これは、アメリカのユダヤ人社会にばかり言えるのではなく、おそらく世界中の政治的ー経済的指導層といわれている連中と、民衆の間にも言えることではないでしょうか?
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リンカーン・シェレンスキー
オバマ政権が、ネタニエフ政府に対して占領地での不法な入植地建設をやめるようにと圧力をかけることによって、オバマ政権が彼らを裏切るのでないかと心配する、イスラエルの右よりの支持者の間でヒステリックな空気がいよいよ広がってきている。ジューウイッシュ・ウイーク紙に執筆しているジェイムス・ベッサー氏は、最近のオバマの動きに対して、アメリカのユダヤ人組織の中で、どうやら反動が、形成されつつある、と指摘している。
しかしベッサー氏は、正当にも、オバマ氏に対しての募る不満は、ユダヤ人の組織的な指導層に由来するものであって、新政権の最近の行動をバランスの取れた必要とされるものと看做している、大多数のアメリカのユダヤ人に由来するものではない、とも指摘している。確かにhttp://bit.ly/6F2ygのコメントにおけるジャニファー・ルビン氏や、ジューウッシュ・ウィーク(”オバマ氏に対して囁かれている懸念”:
十年以上もの間、ユダヤ人の組織指導者は、イスラエルの占領に抗議し、パレスチナ人の人権を守ることに関心のあるユダヤ人は、せいぜいのところ、ユダヤ人社会のほんの一握りの人を代表しているに過ぎない、という主張を支持してきた。ユダヤーパレスチナ紛争に対する公正な解決を主張している「平和を求めるユダヤ人の声」やその他のグループは、大多数のユダヤ人の政治的見解とは、ほとんど共通点も持たぬものとして描かれてきた。
しかしながら、揺るぎないものされてきた、イスラエルの譲歩に反対しているアメリカのユダヤ人指導層は、いまや(ジェニファー・ルビンの言葉を借りれば)アメリカの宝石の「銀」を代表しているにすぎないということが、ますます明らかになってきている。言及はしていても、オバマ氏が、「イスラエルの敵にまわった」という主張を信じていない、ハーバートの法学教授、アラン・デルソヴィッツ氏のようなタカ派のイスラエル支持者でさえ、現イスラエル政権の完全な降伏のように見ていないオバマ氏とネタニエフの間の違いを埋める道を、急いで探そうとしている。
デルソヴィッツ氏は、7月2日のウォール・ストリート・ジャーナル
アメリカのユダヤ人指導層の著しい防衛的姿勢は、ひとつことをはっきりと示している。すなわち指導層は、大多数のアメリカのユダヤ人から政治的に遊離しているということに次第に気づきはじめている。アメリカのユダヤ人は、わがまま過ぎる後援者の甘やかされぱなしの、行儀の悪い扶養家族として、イスラエルを特別待遇してもらいたいとは思っていないようである。彼らは、イスラエルを公正に扱ってもらい、理路整然とした、バランスの取れたアメリカ外交の文脈の中で、意味のある権利と義務を認められることを望んでいる。アメリカのユダヤ人は、イスラエルは、たとえ悪い行いをしたときでさえ、特別な考慮をされるに値する、というしばしば聞かれるユダヤ人組織
のリーダーたちの主張にうんざりしてきている。このような特別待遇は、イスラエルの国内政治に腐敗的な影響を及ぼし、イスラエルに非現実的で、不道徳な占領を長引かせることを許してきたのである。
by halunet
| 2009-07-06 04:17
| パレスチナの平和
























