アイヌレブルズ甲府公演と作品展 |

[アイヌ レブルズ アートパフォーマンス公演]
2009年 5月9日(土) open 18:00 start 19:00
場所 桜座 甲府市中央1−1−7
入場料 2,000円、中学生以下は無料。
問合せ TEL/080−5524−9572(西川)
チケット購入先 ドイツパン職人工房 ヴァルト TEL/055-230-2161
『アイヌレブルズ作品展』
日時、5月9日(土)〜15日(金)
AM11:00〜PM6:00
最終日、5月15日、6時よりパーティー&ミニライブ
会場、元麻布ギャラリー
問い合わせ、TEL080−5524−9572(西川)
去年の今頃、幕張の「9条世界会議」でかれらのはつらつとしたパフォーマンスを見ました。
以下はMLからの転載です。
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<「アイヌ」という深い問いかけ>
西川大
来る5月9日、甲府の桜座における『アイヌレブルズ甲府公演』が近づいています。
今も現実にあるアイヌに対する“偏見”や“差別”を、アイヌレブルズの若いメンバー達は体験してきました。
そんな重圧を乗り越えようと彼らは自分達の新しい表現を通してアイヌとしての誇りと自己の存在を多くのひとに伝えようと活動してきました。
私達は、アイヌレブルズの活動を応援したいという想いと彼らならではステージを見てそんな彼らのエネルギーを生で感じたいという想いから、この公演を進めてきました。
しかし、わたしたちはアイヌ民族のこと、彼らが自らアイデンティティーとして取り戻そうとしている『アイヌ』についてどのくらい知っているのでしょうか。
『アイヌ』とはアイヌ語で『人間』という意味です。
アイヌレブルズの若者達の姿は、彼らの“人間として生きたい”という心の叫びと言えないでしょうか。
そしてアイヌにとっての『アイヌ』は、わたしたち日本人にとっての『人間』という、 深い問いかけが含まれているとわたしは思います。
アイヌレブルズの甲府公演に是非来てください。
そしてアイヌの心についてみなさんと一緒に考えたいと思います。
アイヌのひとたちは神“カムイ”への祈り“カムイノミ”を日々の生活のなかで欠かさず大切にして生きてきました。
朝起きると火の神“アペフチカムイ”に“カムイノミ”をします。着物に初めて袖を通すときにも、心をこめて着物に礼儀“カムイノミ”をします。
このように礼儀をつくすのは神や人に対してだけではありません。動物や木や植物や食べ物、何にでも祈り、思いやりの心をつくすのです。
そして自然のなかにいる“カムイ”に対して“いい関係”を保つために“カムイノミを通して礼儀を示し、“カムイ”を喜ばせるために歌をうたい皆で踊って来たのです。
“カムイ”は自然界の色々な姿をしてアイヌのところへ遊びに来るといいます。そうして我らのところに遊びにやってきた“カムイ”を、アイヌはもう一度送り返してあげるために“カムイノミ”をします。
アイヌの神“カムイ”は絶対者ではありません。
アイヌは“カムイ”に対しても“いい関係”を大切にしてきました。しかし、“カムイ”に祈りを捧げもすれば不満があったら言い合いをしたり、抗議もします。
“いい関係”、“対等な関係”、心をこめて魂をこめて礼儀をつくす。
このような心をわたしたちは疎かにして来ていないでしょうか。日本人であるわたしたちが忘れかけている大切なことをアイヌの人たちは守り続けてきたのだと思います。
先住民族アイヌはわたしたちの祖先と云えると思います。今わたしたちのほうが“アイヌの心”を取り戻すべきときなのでしょう。
アイヌレブルズの彼らと一緒にわたしたちも“アイヌ”として、“人間”としての心を大切にして生きて行きたいものです。
是非、アイヌレブルズのライブを見に来てください。
そしてアイヌの心についてみなさんと一緒に考えたいと思います。
みなさんのお越しをお待ちしています。
